■ 私がクライミングに上達すると、なぜかショックを受ける先輩たち
クライミングのパートナーシップって親との関係の反映みたいな面がありますね。
そういえば、私のクライミングが上達し、先輩たちに登れなかった課題が私が登れる、ということで、先輩が怒るってことがあったなぁ…。怒らないまでも、先輩の立場が、えらく悪くなるというか…。あの〇〇酸にでも登れるのが登れないのーみたいなね。
そういえば、私がスラブを簡単に登ってしまったので、悔しくなった若い奴もいた…。夜になるまでビレイに突き合わされたよなぁ…。
それ以外に、私がラオスで楽しく登ると、師匠がガッカリして元気がなくなる…
とか、
アイスで彼女が登れるようになったのは俺の手柄だと言いたいために、いきなり大滝をリードするように勧められるとか…。
しかし、一般の、つまり親との関係ではない人間関係でも、親との再演がありうるという勉強になった。
これは、先生との関係の再演かもしれません。私は学業ができることで、先生の手柄になる子供だったので。
考えてみると、ほとんどの師匠や先輩が、毒親タイプだなー。
1)自分が成功してしまうと親の育児が正解だったことにされてしまう。親の手柄=自分になっている。
自分のためになることでもあるんだけれど、なんだか親の夢をかなえるようなことになっている=自分が利用されていることが、なんとなくうすうす分かる。
本当の自分の人生を生きさせてもらっていない=自分で自分の幸せをつぶすことで親を苦しめ、親に復讐する
2)子供が楽しそうにしていると、あんたは気楽でいいわね、とか嫌味を言う親だった
子供が楽しいと不機嫌になる親 = 弟子が上達すると不機嫌になる師匠
3)お土産を買っていかないといけない気分になる
=私だけ楽しんでごめんなさい
4)かわいそうポジションで相手をコントロールする癖がある
ママはかわいそうだから〇〇してもらう権利があるなど…。
クライミングでもいます。俺は子供が6人もいるんだから、合宿の食事費用をほかの人に負担させようとか、食担して差額で儲けようとか。
あるいは、俺は子供が6人もいるんだから、かわいそうでしょう、だから登山者の女性と浮気してもいい…とか…。女性の母性本能に付け込もうとしている。
不幸でいることで相手をコントロールできると考える男性は、成功体験を妻で持っている気がします。
■ 私が全く思いついていなかったのは、
1)の親への復讐、親を否定したい、と言う気持ちです。
もし、私が楽しく世界クライミングにデビューしてしまったら… もし私が5.12を楽々と登れるようになってしまったら… 一体だれが都合が悪いんだろうか?
というか、私の不安は、
だから、クライミングを教えた俺たちに良くしろ… と恩を100倍返しくらいに返礼を求められること
かもしれません。
なんせ、年配の人たちって、昔は先輩の荷物担ぎをしたそうです。ただ働きですね。
それで売った恩を、後輩が返してくれることを望んでいるみたいなんですよね…。特に昔の山岳会出身の人は。
しかし、現代の登山者の立場から言えば、山岳会に売られた恩、先輩に売られた恩、ってそのとき、その現場ですでにお返ししていますよね…。
だから、結局、その先輩なり、会なりがもっている、
若い奴ら、恩返ししろよ
って思いは、結構、若い人の目には不当だったりします。ところが、年配者は、売った恩を返してもらっていないと思っているから、不満たらたらです。
という循環に、確実に山岳会関係はあると思います。
■ 客観的にみると
とはいっても、そもそも、山岳会に
技術
なるものは、全く残っていません…ので、売る価値がない恩を売っている、っていうのが、実情。
グリグリが発売されてン十年って時代に、ATCでグリップビレイを教えているって、時代錯誤も、トウが立っている…(汗)
結局、それを何とかして売れる相手を見つけよう…と必死なのが、山岳会かもしれません。
良い機会なので、若いクライマーは自立しましょう☆
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