■ 水泳
2週間ぶりのレッスン。先生の教え方が、非直接的で、非常に参考になる。
「バタフライと平のリズムは一緒ですよ」
という1点を教えるのに、まず、平の足を教え、次に、手を教え、それぞれだけで泳ぎ、次にバタフライのドルフィンキックで、平の手をやる…と、正しいタイミングが身につく。
バーン、バン、のリズムなんだが、バーンのところが息のところ。
これ、口で言っても、教われる、分かる人は少ない。それでスポーツの指導者は、手を変え、品を変え、指導の工夫をする。先生明らかに、メニューに工夫してきてくれている。
1を教わって10を知る知性が、スポーツには必要だが、子供のころから習っていると、そういうのは、言語化されずに、ただ習得してしまい、若い先生は、分かるけど言語化もできないし、非言語的に相手に伝えるということもできない。
クライミングも同じで、ただ、登れ、とだけ言われて育った大学山岳部の人は、言語化して、大人である登山者、新人のクライマーに、クライミングのいろはを教えることができない。
だから、どんだけセカンドで師匠の跡をついて登っても、終了点の作り方を盗むとか、カムの配置の仕方を盗むとか、トラブル回避の、いろはを学ぶとかできない。
青ちゃんは、混んでいるルートは、登りません。前のパーティが登るのが遅いから、という理由で壁でビバークする羽目になる、とか、普通に考えたら回避できるリスクですし… 前のパーティが落石したから、当たって死んだ、とか、前のパーティが詰まっているから、ビレイ点から動けず、ハチに238か所刺された…とか。
なんか、稚拙と言うか、それ、仕方ない事故、仕方ないアクシデントと言えますかね?みたいなのばかり耳に入る九州時代のクライミングでした。
単に、日本クライミングの現状を知ったということだろうなぁ。
0 件のコメント:
コメントを投稿