2023年7月31日月曜日

【リハビリ】初動負荷時代の始まりとモビトレ時代の終わり

■初動負荷時代の始まりとモビトレ時代の終わり

リハビリは、モビトレ時代を終わり、初動負荷時代に入りました。

モビトレでは、マシンを使うときにトレーナーの人たちは、使っている人が間違った使い方をしていないか目を光らせており、正しいモビライゼーションを身に着けさせようという意識がジム中に充満している。だから、トレーナーが前を通って何も直されないと、「あ、合ってたんだー」とほっとする。というのは、マシンというものは、体の動かし方が何通りもありうるので、間違ったやり方で使ってしまうと、逆効果なんである。トレーナーは、なんと整形外科の先生だし、内科の先生だし、看護婦だし、理学療法士さんなのだが、患者さんのためになんとかしてあげようという気持ちだ。たぶん、ヨガの先生とかと同じである。

一方の、初動負荷は、マシンを使う人のためにあるというより、運動系出身の若い人がトレーナーとして生計を立てるのが主目的になっている…。昔のクライミングジムと同じだ…。

トレーナーは、マシンを初心者の人が使っていても、使い方が間違っているかどうか見てあげようという意識はなく、「こんにちはー、新人なんです」とか。マシンの使い方を聞いても、「ちょっと聞いてきます~」とかで、悪気はないんだが、なら話しかけてくれないほうが、集中できていいのだけど?な感じ。全体にイケていなかった福岡のクライマーがやっていないクライミングジムを思い起こさせるんだよなぁ…

たぶん、ジム全体の意識として、マシンを使わせてやっているだけで、効果が出ると思っているのだろう。

使っている人をサポートしたいという意識は、たぶん、ほとんどない。聞けば答える、というのは、サポート意識がない、ということだと、本人たちも分からないようだ。

まぁ、若いから分からなくても仕方がないのかもしれないが…。いうなれば、生徒さんが間違ったアーサナをしていても、治さないヨガの先生…というのは、それを見て、治さなきゃと感じないということは、生徒と同レベルにあるということなんだよなぁ。

来ている人たちも、周りは、ライバル!とばかりに、黙って黙々とマシンに向かい、行くだけ。空気は凍っていて怖い。そういえば、体育会系ってこんな感じでしたよね、って感じ。

たぶん、自分たちでも反省はあるようで、ドアをくぐっただけで、3人くらいから、超でっかい声であいさつされる。それで、むしろ、ビクッとしてしまうんだが…。ラーメン屋じゃないんだから…って感じだ。

心理的に安全安心な場

っていうのが、どのようなものか?っていうのが、若いから、分からないんだろうなーって感じだ。そんなでかい声であいさつするのに、その後はシカトで、えーと、どうするんだっけ?って感じで、迷いながらマシンを使っていても、スルーされる。

まぁ、気が利かない、というのは、若さの一つでもあるよなぁ。

まぁ誰もが通ってきた道ではあるが、これではあんまり流行らないのも、わかるなぁ。

■ トレーナーとして未熟な人たち

要するに平たく言えば、

 使えないバイト

と同じことで、私も開発部で40人くらいをまとめていたことがあるんだが、

 言われたらやる、

 言われたからやる、

みたいなノリなんですよね。

トレーナーとして自ら探究する課題を持っていない。たとえば、肩の回旋の改善をしたい人には、こういうのをやってもらおう、腰が痛い人にはこういうのをやってもらおう、という長期的作戦が立てられず、場当たり的な対応に終始するってことである。

 痛い → その動きをしない

っていうのは、そういうことなら、マシンもトレーナーもいらない系の解決案で(笑)、結論

 じっとしている

ってことになるのなら、運動自体が否定されているので、家にいるほうがマシだってことになる。

高額マシンを使うなら、そこに根拠が必要なわけなんだが… 初動負荷についてはいろいろな本を読んだが、

 奇跡の連続でした…

みたいな言葉の羅列しかなく、その根拠になる理論的な解説を分かりやすく解説したものがないので… 肝心の情報を共有したくない、という意図が透けて見え、この情報化の時代にそれだと、つまるところ、出し惜しみは衰退への道ということなので、衰退への道を走って行っているような気がしないでもない。

ま、どちらにしても、初動負荷とモビトレの違いは、マシンだけではない…

患者さん(初動負荷に来ているのは患者ではないが)に、治ってもらいたいとか、自分が思っている理論をなんとか確立したいという整形外科的な強い思いとか、そういうのが、ないのとあるのでは、施術(と言うか、どうかはしらないが、マシントレを受ける側)の印象は全く違うのである。

■ 2か月で急激に成長したワタクシ

モビトレ時代、私のアキレス腱のリハビリは、急速に進展した。

南川整形外科で1週間の入院中は、傷口もまだ閉じていないし、基本的な松葉杖の使い方を学習。というのは、松葉杖にはコツがあり、結構、脇を締める体幹の力とか、松葉杖を押す肩甲骨の使い方とかがある。入院中4日は車いすで3日しか松葉杖がないわけなので、あとはずっと、整形外科で痛い痛いと言いながら、寝たきりになっていく運命のおばあちゃんたちの良き話し相手として、ナースコールを押す担当だった。

余談になるが、日本の整形外科では、食事が、骨やケガの回復に必要な内容に全くなっていない…。おばあちゃんたちは、些細なことで転倒し、一回の転倒で、5か所も6か所も骨折する。

それは、そもそも、食べないということで、生を拒否っているからだろう…。高齢者は喜びもなく、早く死にたがっているようにすら見えた。腕を折ったり、骨盤を折ったりして、外科的手術になると、これがマジで痛いのである…。若くて健康体の私ですら、座薬という屈辱的な経験を甘受して、痛み止めしたくらい痛い。しかも、ちゃんとした栄養を食べていない人たちがそういう手術をすることになると…治りも遅く、寝たきりのきっかけになることも多い。コロナで家族も面会に来れないし、認知症も併発していたら…、もうかなりの切なさ。

あるおばあちゃんは、東京から福岡に住んでいる息子に会いに来て、訪問先で転倒して骨折してしまい、毎晩、夜中に「たかひろ、ゆうじ、けんちゃん…」と順繰りに息子の名前を呼んで、エンドレスリピートだった。「〇〇さん、ここは病院ですよ」というと、「あ、そうですか。なんで私はここにいるのでしょう?」と聞かれる。「骨盤を骨折されたんですよ」と答えると、「私はなんでここにいるのか分からないんです。息子を呼んでもらえませんか」となる… 病院では面会ができない。それで返事に困り「ナースコールしますか?」となり、もうその頃には病室の全員が起きている…。これが毎晩。眠りにつけないので、病室を変わっていく人が多いのだが、私はアキレス腱以外は健常で、寝なくても平気なくらい元気だったので、このおばあちゃんやほかの患者さんのナースコール押し担当として、過ごした。

ある日、入院してきた西島さんは、私が亡くなった、かこちゃんにそっくりだそうで、懐かしがっていたので、できるだけ西島さんとお話しするときはマスクなし。最後、私が出るとき手術室に入られたので、その後が心配…。西島さんも、「わたし88やし、もうええねん」とか言って食事を食べない。

ところが、その後、93歳で認知症のおばあちゃんが入ってきて、「いたい、いたい」とほんの些細なことで、泣き叫び、だだをこね、看護婦さんの手を大きな赤ちゃんのごとく煩わせているのを目撃したら、「私は、あの人の気持ちも、よーくわかるとよ」と言って、ちゃんとご飯を食べ始めた。高齢者は高齢者を見本とするらしい。

この93歳の認知症のおばあちゃんが一番大変で、もう、でっかい赤ちゃんだった。自分で食べれるのだが、拗ねて食べないので、看護婦さんにあーんしてもらう。「テレビの音がしないよう」と言って、子供のように困っていたのに、看護婦さんは忙しすぎて何もしない。私がヘッドフォンあげますよ、と言っても、看護婦さんが、いらないと断ってくる。5回か、6回目のやり取りの末に、私は二つヘッドホンを持っていたので、一つをもらってもいいという看護婦さんが出てきて、ご機嫌になった。トイレなどで、ベッドの横を通るたびに手を握ってあげたら、ありがたそーにすりすりしてきた…。たぶん、このおばあちゃんが必要だったのは、だっこ、なんではないかと思う。大きすぎてできない訳だが。このおばあちゃんは、みんなを振り回すことで、自分を何とか保っているのだった。

このおばあちゃんが来て以来、ずっと我慢に我慢をしてきた、おとなしくて、優等生のおばあちゃんが、睡眠不足にたまりかねて病室を変え、もともと、私が移動する先として当たっていた病室だったので、私が譲ってあげたかのような格好になったんだが…、そのおばあちゃんを、もう一人先に病室移動した入院仲間と、一緒にひなたぼっこで、真ん中に入れて、いろいろなお話を聞いたら、その方は、とっても嬉しかったみたいだった…。

と言う感じに、入院生活では、ささやかな心の機微が、大事な、その日の出来事、みたいな日々だった。

日本のおばあちゃんたちはこうやって人生最後の日々を過ごしているということを知った。

その中でのリハビリ、となると、もうスポーツ整形であっても、私みたいに元気な人は稀。そういう高齢者のリハビリとなると、歩くだけ、という初歩的な機能回復、ということになる。

まぁ、当時は私でも、トイレに行くだけが大冒険、だったわけなんだが…。一番近くてラクチンな、カーテンで入れるトイレから、遠いトイレでドアのに行く、みたいな課題をやっている時代だった。とくに大変だったのが階段。車いすの操作はすぐ習熟してバックも方向変えも得意になった。

そういう中での理学療法士たちの役割と言うのは、若さの注入?変な言い方だが、若い人とお話ししたり、ちょっと手足を動かすだけで、認知面で、正常化するって感じじゃないかと思えた。

リハビリ室は、立派なのがあったし、私のような、局所的に悪いだけの人は自由に使ってよかったので、午前、午後としょっちゅう行って、ダンベル持ち上げていたんだが…。あのお部屋にモビトレマシンがあったら、さぞよかっただろうと、今となっては思う。

一番気に入ったのは、赤のマットでこの上で歩くだけで、アキレス腱は一気に回復したんだが、あれは誰もいなくてもできるので、全国の整形外科にあったらいいと思った。

結局、この入院生活では、関節モビライゼーションというより、

 入院食に分子栄養学を入れないと日本のおばあちゃんたちがかわいそうすぎる!

という思いになった。

その後、我が家から一番近い整形外科に毎日リハビリに通うことになった。

約1か月毎日、毎日、お世話になり、もうお友達ムード。ちょうど理学療法士が、おひとり辞めたところに行ってしまい、かなり医院には悪かった…。松葉杖が下手すぎて、5分のところにいくのに、最初の1週間は40分かかった。ので、予約の1時間前に家を出る、みたいな感じで、雨の日はあきらめて車を使ったことが2回。雨の日は、松葉杖は傘が差せなくて困ります。

当時は、家の中も障がい者仕様というか、歩くのが大変すぎるので、キャスター付きの椅子が大活躍でした。あとドアストッパー。松葉杖だと手が空かないのでドアが開けられない。生活のすべてがリハビリ中心で、リハビリは手技中心でした。術後の拘縮を避ける目的。

脚は1か月くらいで、松葉杖はいらなくなり、装具もぐんぐん外せるようになりました。アキレスブーツっていうのを履くんですよね。

装具が外れてからは、週2回通い、ぐんぐん元気になりましたが、基本は、温熱療法と医療用EMS、手技でした。温めると動きが全然違うので、運動前のウォームアップが大事ですよーってのは、ほんとなんだなーって感じでした。

EMSも健常の時使っても、自分で筋トレしないとした気になれないって感じですが、使い始めた初日で、筋肉の連動がつながった感じがありました…。人間の筋肉は、ほんとに電気信号で動いているんですね。

このころは、家にいるしかないので、本を読むか、ネットフリックスを見るか、あとは家事のうち、やってもいいし、やらなくてもいいようなのをしていました。洗濯物ひとつ干すでも、大変で、それ自体がリハビリって感じでした。

一番こまったのが、図書館に行くのが困難になったことで、車でいくので、駐車場がある図書館貴重でした。階段がダメなので、都会へは行けず、気晴らしは車で行ける、普段行かないスーパー。リックサックなら、担げるので。当時は温泉にかなり行きたかった。

都会っていうのは、若い人限定なんだなーとか思っていました。

その整形外科も、9割が高齢者で、基本的には慢性痛の人が多いので、治るリハビリと言うよりも、基本は治らないリハビリって感じです。根本療法っていうのはかなりむずかしいことなようです。しかし、理学療法士さんたちがとても親切で、心の癒し効果が大きい。

私以外の患者さんのやっていることは、手技よりも、基本的な体操のようなのが多かったので、これはヨガをすることでほとんどの患者さんは救えるのではないか?と思ったりしました。

アキレスブーツなんて、理学療法士さんのほうが詳しく、作った技工士さんのほうが使い方、間違えて教えていた…(笑)。ソールが取れると、足首の固定角度が変わって、どんどん歩くの不可能な角度になるんですが…固定角度をどうしたらいいか、技工士さんは知らなかった、というトンマな事件があった。やっぱりアキレス腱も症例数がモノをいうのかなぁ…14例で、私で15例目だと経験値がたまっていないのかもしれません。

医療業界って、患者からのフィードバックがあまりないので、出入りの業者っていう立場は、ぬるま湯になりがちですよねー。アキレスブーツの種類が進化していても、肝心の医療側が知らなかったりします。私のは、角度の変更に特殊工具が必要なアキレスブーツでしたが、今だと手軽なスイッチ式みたいです。

まぁ、術後3か月、4か月目に入り、ここは卒業だなぁと感じるようになりました。足首の可動域は、十分でしたが、筋力が付くめどが立たず、ジョギングの復活の目安である、片足立ちのつま先立ちは、手技中心のリハビリの延長線上にはないように思えました。

電気信号がつながっていないような感じなんです。

なんとかせねば!で探してたどり着いたのがモビトレ。

それで、モビトレ時代が始まりましたが、ここなら、と思ったのは、トレーニングマシンをしたかったのと、バスで、ほとんど歩かずに行けるというのが大事なポイントだったんですね。なんせ、筋トレというか、筋力の回復はしなくてはならないが、そこへ行くまでの歩行が困難、という状態だったんですよね。

ここは、分子栄養学の相談もできたので、焦ってプロテインを飲みすぎ、お腹が変になっていた私には、いろいろ参考になった。

プロテインやコラーゲンを買い込んでいましたが、お腹が壊れるだけで、それよりビタミンDが良かったです。はちみつ療法は、私は太るだけでした。

通い始めて1か月で、ある時、突然、良くなりました。

全身状態がいきなりよくなり、家でヨガとかストレッチとか、やる気が出てきた。それまでは、全身が不活性状態にあったような気がします。体重も4㎏も増えていたしなぁ。

水泳は、術後1週間からOKと言われていましたが、とてもやる気になれないでいました。プールサイドで、滑って再断裂したらシャレにならん、って感じだったんです。水に入ったらいいんだけど、入るまでに、介添えがいります。

ところが、モビトレ開始して、1か月で、これは、大丈夫かもしれないという気持ちになり、プールへ。今は夏休みが始まって、子供が増え、水質汚染が怖すぎるので行っていません。統計データで子供が多いプール=アンモニア多いって出ています(笑)。

バスではなく、自転車でモビトレに行けるようになったころから、足首だけではなく、体の柔軟性も取り戻してきた感じです。普通に一人分のランチを食べても、うー苦しい!とならなくなりました。

なんせ、日中の活動量が著しく低かったので、お腹減らなくて、食べたくないし、食べても、すぐお腹いっぱいになるという感じでした。

きっと入院病棟のおばあちゃんたちも、動くこと自体がないため、お腹が空かず、栄養も取れず、人はどんどんと、機能を喪失していくのかなぁって気がします。”動物”とは、よく言ったもので、動くから、動物なんですよね。

というわけで、モビトレでは、かなりリハビリ進みました。

いい気になって、これはいけるかも?と思って、プール以外に、バレエのレッスンに出たりしてみましたが…バレエのほうは、これはやばいかもしれん…と思って、今回は早すぎるなと思いました。

バレエって、もともと整形外科的には、ちょっと無理がある動きが多いんですよね。股関節のターンアウトへの偏りとフラットバック、そしてスウェイバックニーの障害を作る。そもそも、スポーツってわけでもないですしねぇ…体は使うけど。一応、芸事。ただ、ポアントトレーニングは、アキレス腱にかなり良いような気がします。

https://www.youtube.com/watch?v=MOFYW1MavaI

これ、家でやろう…

運動の強度的に、モビトレでは有酸素系が足りない、というのはありましたが、自転車通勤?になって、それも解消しました。

片道30分もないくらいですが。自転車は、もっと前から、やればよかったです。私のMTBはママチャリみたいなわけではないので、大事を見て乗っていなかったのです。再断裂したらシャレにならないし。今は普通に乗れていますが、歩くより、自転車のほうが運動の内容として、アキレス腱の曲げ伸ばしがないのです。

モビトレを1か月したくらいから、階段を普通に下るのが可能になりました。傾斜は登りより下りが問題でした。階段の下りがOKになり、山も歩けそうな気がしましたが、歩行速度は今でも、通常の7割です。

なんせ丁寧に歩かないと、代償動作でこなしてしまい、代償動作っていうのが、次のケガを作る、ゆがみの元なのです。急がば回れかもしれません。思い切り体を動かす前に、正しい動きを見つける、というのが、モビトレの趣旨です。

モビトレの、モビ は、モビライゼーションのモビ。関節モビライゼーションという学問分野がありますが…理学療法士でも、あまり整形外科的な意味での関節については知っている人が少ないようです。

さらに分子栄養学になると知られていない。フェルデンクライスやアレキサンダーテクニークについて知っている人も少ないです。知っていてピラティス。ピラティスは10数年前にクラス取っていましたが、その頃はじわっとした良いエクササイズだったのに、最近、近所にジムができて行ってみたら、ビリーズブートキャンプみたいになっていました(汗)。そもそも、日本人はM、追い込み好き、というのが問題みたいです…

運動として、人体を考えると、できるorできない、みたいな白黒思想ですが、関節って、

 どのように動かすか?

というところが、機能保全だったり、運動能力向上ってところの要みたいです。

クライミングも同じで、パワーがあれば、ムーブ不要で登ってしまいますよねぇ…?ところが、ガリガリで筋肉一切ないおじいちゃんのほうが、すいすい登れちゃったりして、あれえ?となりますが、あれですね。

私はバレエでは、つい筋肉を使ってしまうタイプでしたが、クライミングは、バランスクライム派になっていたようです。

著名クライマーの保科さんも、吉田さんも、めちゃスリム体系。草野さんも、めちゃスリムでしたよねぇ…そういえば。

結局、クライミングに筋肉が必要、となるのは、骨やバランスの出番がないケースで、ボルダーでどっかぶりとか、マントルとか、指力課題とか…。普通のリードでは、筋力で登れてしまったとしても、筋力で登らないほうが、体には良いのではないかと思います。クライマー男子で超猫背の人、多いですよね。あと指の関節が変形している人。

したがって、女子がグレードを稼げないのは、むしろ体を守っていてよいことのような?

体を壊してまで、グレードを上げようというのが、煩悩の香りですなぁ…

というので、逆三角形の”鬼の背中”にあこがれるのは、クライミングとはまた別の、男性の世界の、特殊なあこがれの世界を、トップクライマーに投影しているだけのような気がします。肝心のトップクライマーは、俺の背中、オニ、出ていてスゲーとは思っていない。

とは言え、男女ともに、”筋肉”は、人気がありますよねぇ…。

筋肉にあこがれを持つのは、なんでなんだろうか…。

逆にバレエでは、ふくらはぎがきっちり形が出ると、そこを使うな、みたいな指導を受けます。クアドも同じです。私は骨で立つ、という風に教わりました。

さて、モビトレと初動負荷の違いに戻りますが…

初動負荷では、マシンを全種類使うわけではありません。マシンの使い方も、何通りもあるので、最初にトレーナーがメニューを決め、それを一か月かけて覚えるということになっていますが…。そのメニュー決めが、整形外科的な所見が入っていない。(というので不安)

例えば、私は胸椎に既に変性症があるので、肩甲骨で代償動作をしないと、腰を痛めるのですが、肩甲骨の動きにしても、前後、上下、ローテーションなどいくつか動きがあるので、まんべんなく動きを組み合わせるというのが、ヨガなどをしていたら講師としては定番のメニューの組み方ですが… そこらへんが思考回路が不明。

なので、私のメニューは現在、同じような動きばかりになっていて、それは、どうしたもんかね…的な危機感を持っています。

偏った使い方になるとまた、次の事故を作るよなぁ…みたいな?

肩甲骨周りが硬いのは、PC作業が多いという弊害のためですが、まぁ、翻訳が仕事なんだから、仕方ないよねぇ…みたいな?(最近スタート)

股関節も、一方向への動きだったので、うーん?と思い、昨日、後ろに蹴る動きをあえて作ってもらいました。家で、ベッドの足に引っ掛けた、ゴムチューブを引っ張る、なんてしなくてよいために行くのがマシントレなんですが、現実的には、トレーナーの知識次第かもしれません。

この業界は医療分野でも、玉石混交で、理学療法士があふれて就職難になっている割には、正しい知識に出会う率が低い。

初動負荷では、最初に可動域の測定があります。

…が、前屈を測定されましたが、体がほぐれていない段階で測って意味あるのかなぁと思いました。マシン後に測ったら、たぶん全く違うと思います。マシン後ではなくても、ほぐれた後の可動域が本来の可動域なので、そこからの向上を比較しないと全く意味がない。なんせ、マシントレしていない状態でも、可動域運動後と前ではフツーに全然違います。

私はヨガ講師だったので、前屈して手首が取れる。しかし、最近はそんなことに頑張りを発揮していません。もとから、柔軟性を求めてヨガしていたわけでもないけど、可動範囲くらい、自分で知ってる。ちょっとやれば、すぐ戻る場所と戻らない場所があります。戻る場所は股関節で、戻らない場所は体側(脊椎)。

ので、なんか無理やり成果を上げて見せるのために、測定しているような気がしないでもなかった可動域測定…。

自分の前屈の深さなんて普通は自分で知っているので、なんだかなぁ…。よほどの素人さん向けですかねー。

こんな計測で、ほら!マシン成果でたでしょ!と言われても絶対に納得はしないでしょう。

最近、元通りの前屈の深さが戻ってきたのでうれしいですが…。

これは単純に生活の中から、不活性が取れただけだと思います。

モビトレに早くも戻ろうかと思案し始めた、今日この頃…。整形外科医がトレーナーなんてすごーい!と今通っているレイゾーナさん(グラストンの治療院)にも言われています。

でも、モビトレも、おばあちゃんたちのために、私がいたらまずいかもしれないですし…もっと先生を必要としている人はいますよねぇ…。

世の中の整形外科のリハビリルームが、モビトレマシン主体になったら、だいぶ慢性的な症状の患者さんも、根本解決への道のりが歩めるような気がしないでもないんですが。運動療法のほうが、徒手療法よりも、慢性痛には効果ありそうです。大体、整体院とか、カイロとかでほぐしてもらっても、一時的ですよね。

とはいえ、数日で判断しては、初動負荷にもフェアではない。初動負荷をネットで検索しても、悪い動きの事例のほうが多く、正しい動きの案内のほうがあんまり出てこないです。

結局、正しい動きは、バイトでトレーナーになる以外は習得の道がないのでは?と勘ぐってしまう情報の出し渋りぶり…

現代社会は、情報を出し渋ると、富が引き寄せられないという法則があり、その法則により、経営難に陥っているのではないかと思ったりした初動負荷。

とりあえず、Benefit Of Doubtで、一か月は続ける予定です。何事も頭から決めつけは良くないのですから。とはいえ、自分での勉強のほうがかなり優先度高いと感じましたので、この本、買いました。

姿勢の教科書 :https://amzn.to/45aw7Ci

■ PCRT

最後、え?!という謎の原理ですが、私に効果があったのが、PCRTという療法です。

2回で胸椎7.8番の痛み、腰の痛みがいなくなりました

これは、すでに治癒した箇所でも、以前の痛みの経路を筋肉が覚えていて過剰反応しており、その過剰反応が感情に結びついているという理論です。

https://www.youtube.com/watch?v=pK8pKosOEv8

心身相関を勉強中に発見。これは、すごい効果ありました。

私は親子問題を抱えて生きているので、トラウマの記憶が体(筋肉)に記憶されているというのは、あながち間違いではないかもしれないと思います。

が、かなり特殊なケース、本人のリミティングビリーフの解消というようなこととつながると思うので、アキレス腱のリハビリや、全身状態の向上とは、別の次元の話かなと思います。

心身相関については、ポリヴェーガル理論に興味があり、8月にヨガの集まりで、出てこようかなと思っています。

ヨガはヨガで、あまりに高評価というか、世間がヨガに偏りすぎた気がしますが、日本では結構何でもありだし、本場インドでも、あれこれありすぎです。

整形外科的には、基本的なストレッチングの範囲でのヨガがいいのではないかと思います。つまり、ヨガクラス的には初級クラスレベルですね。

間違っても、上級クラス、アシュタンガのドロップバック&カムアップではないような?

でも、ヘッドスタンドは、最近、再開しましたが…。あれは骨に良い気がします。

というわけで、本当に体に適した運動というのは、本来、肉体を痛めつけないもの、です。

そこら辺の理解が、日本人全員のメンタルブロックになっており、たぶんトップアスリートへの道のりにおいても、パワーごり押し、という障害になっていそうな気がします。

でも、結局、初動負荷に来ても、”修行”と言うモードから抜けていなかったら、同じところをぐるぐるしているだけのような気がしないでもないよなぁ・・・ 

なぜ、日本人は、運動を楽しむことができないのか?

それは、なぜ、日本人が人生を楽しむことができないのか?…と同じみたいな?

2023年7月17日月曜日

【要旨のまとめ】学校では教えてくれない自分を休ませる方法

■ 学校では教えてくれない自分を休ませる方法

自分を助ける3つの方法
1)整理する 何がつらいのか?きっかけ、その時の気持ち、どうなった
2)つながる 相談者を探す
3)対処する つらいことが起きる前の自分に戻る 嫌な気分を観察する、ふーんと無視するスキルと言い返すスキルを使う

休みが必要なサイン
・学校に行きたくない
・寝れない
・食べれない
・ゲームなど嗜癖が辞めれない
・自傷
・根拠ない怒り
・友達を避ける

対処法
・自己観察する散歩を行う
・マインドフルに食べる
・二人の自分の対話を書く

間違ったビリーフ 親の期待の裏返し=子供から親への愛が自己否定になっている
・休まず頑張る     → 適切に休む
・文句を言わずに頑張る → 無条件に環境や条件を受け入れる必要はない
・一人で頑張る     → 困ったときは相談できる

回復のステップ
1)環境・身体の安全
2)睡眠・食事の安全
3)面白いことを面白いと思える
4)未来に向かって動く

攻撃
・言葉にならなかった感情 「あの時は本当はどうしてほしかったのか」

2023年7月13日木曜日

【リハビリ経過】祝!前の行動半径を取り戻した!

 左足のほうがよくて、右のほうが頑張りすぎの害が出ている。(足首の外転、ヒラメ筋過剰使用)

■ 7月12日のアーティストデート(直観力を使ったお散歩)

部屋にいるのも飽きたので、丁寧に歩くという練習で、ブラッと外へ。とりあえず、商店街へ。右?左?左!と決めたら、パーソナルトレーニングのジムが体験レッスンをするそう。なので渡りに船だし、予約を入れました。(これは行かない予定にあとでなったが)

対応してくれたお兄さんが、交通事故で脚をつぶされた人だった。そういうリハビリ経験者がメニューを組んでくれるのはいいのかもしれない。一気にお兄さんが熱くなっている。

とりあえず、来週よろしくねーと予約を入れ、先へ。新しく八百屋ができていた。なんと福岡食べる通信をやっていた農家さんだそうで、これは!という質の良い野菜だそうだった。ので、2本450円の高級トウモロコシをゲット。後で食べたら激うまだった。

貴陽という山梨県民には懐かしいフルーツが置いていたので、ゲット700円。山梨だと450円ですよね。心の中では600円が適切な価格と思ったが、まぁお兄さんがいい人そうだったので購入。

ひとしきり野菜をどう付加価値つけて売るかって話をする。

福岡は野菜は品質がいまいちだが、激安、という安い八百屋さんが多い。すぐ腐るんですよね。野菜はレストランに全量でおろさないと、安定収入にならないと思う。

まだ歩けそうな気がしたので、図書館へ。なんと、以前の普段のお買い物コース、歩けるようになっていた!苦節、4か月12日。やっと以前の生活を取り戻したぞ。帰りに階段を普通通りに歩けるようになっていることに気が付く…

これは祝いをせねば!と思ったので、高級デリパンの群青へ行き、カモミールティとクロックムシューで祝う。いや~、昨日の心身条件反射の施術(ファミリーカイロプラクティックす)が良かったのだろうか?それとも時が満ちただけなのだろうか?

胸椎7,8番のコリと言うか痛みは、すっかり良くなり、なんと背骨の柔軟性が出てきたんだけど。これ、アシュタンガヨガをしても取れなかったよなぁ… もちろん、マッサージなどで取れたことがない。

というので、さらに機嫌がよくなり、神社を通って、天然酵母パンの店に行ったら、パン屋は倒産していたんだが、その代わり、かわいらしい手作りのお菓子の店を見つけ、楽しくおしゃべりして帰ってきた。

帰りも坂道、階段道をわざと通ったが、なんだか普通にこなせたので、今日はぐんと回復に弾みがついた日だった。

帰りに、小学生くらいの男の子が、スケートボードに乗って、おそるおそる坂道を降りており、男の子も体力が女性並みの間は、共感できるというか、こんなもんだよねーと思う。

成人男性の体力を周囲の人に期待して、お前こんなんもできないの?よえーなって言われてもなぁ。当人だって別に強くないです、ただ男ってだけで。

まぁ、最後のほうは、俺、〇〇が登れない…と周囲を見渡して、自分が普通だということを自覚していたようだったけど…。男の人って相当年を取るまで、自分が別にすごくも特別でもない普通の人だということに気が付けないみたいです。あんまり自己肯定感と言うか、家の中の女たちに、あんたはかっこいい、あんたは素敵、あんたは私の大事なムスコちゃん、とやられると、等身大の自分を認識するのが、40代、50代になってから、みたいなことになってしまうのらしい…。

男の人が女性と比べて強いのは、まぁ、当然。というか努力の有無は示さず、男性ホルモンの有無を示しているだけだと思います。

それを根拠に、男性を持ち上げ、自己肯定感を上げてやる日本の女性たち…男性を立てるという言葉に表現されますが…も、ダメですね。

結局、男性も幸福にしていないで、自己愛モンスターを作るだけだし、自分だって立て続けて大変な目に合うんですから、

男を立てる

なんていう九州文化は、早めに廃棄処分にするべし!ですね。


【クライミング心理学】弟の投影から希死念慮

  ■ 希死念慮

分かっていない奴に殺される!というトラウマのバックのことは、父に赤ちゃんのころプールに落とされた記憶が再現したので、普通に水泳を習って克服したのですが、謎だったのは、希死念慮のほうです。

心身相関を唱える本の中には、

貧血= 希死念慮

という説もあり、確かに鉄欠乏の現代人にうつ(マイルドな希死念慮)が増えているわけなので、私の悪性貧血は、原因というより、希死念慮の身体化、であると思われ、希死念慮を起こさせている感情(根本原因)がなくなれば、それは出なくなる、と思っていました。

で、その根本的な感情が何か?というのが、なかなかわからなかったんですね。

現代初心者クライマーって、私にとってはヨガの生徒さんと同じで、クライアント、って感じでした。どう見ても、同列、パートナーって感じじゃないですね。クライミングガイドとクライアントってくらいな感じ。




つまり、これが私に起こっていたことですね。

私にとって、現代初心者クライマーは、24歳で突然死した弟を代理しています。だから、クライエントである現代クライマーを救えないとき、罪悪感から苦しくなって、自分も死にたくなります。

現代クライマーを救えない=ロープワークの大事さ、クライミングの理解の大事さをきちんと伝えることができない 例:スタックするような登りを正しいと思っているのを直せない

私は無意識に、救えない人を救おう、と執着してしまっていたために死にたくなっていたらしいのです。

救えない人、っていうのは、大体の男子全員です。

だって、代表的な例としては、「君のビレイ間違っているよ」って教えても、聞かないですよね?ほぼ99%の人。

女性から、間違っていますよと指摘を受けて指摘を聞ける人=救える人

                      聞けない人=救えない人

ですね。まぁ大体の男子は、師匠クラスの人から指導を受けても、言うこと聞かない。

まさに、バカに付ける薬はない、って奴です。

ちなみに、これは、儒教の国でしか起こらず、欧米では起こらないです。単純に女性蔑視の伝統が若い男性にしみこんでいるってことだと思います。

2023年7月7日金曜日

【筋膜リリース】Fascial Fitness (English) より要約のまとめ

■ 良い動画

こちらに大変良い筋膜リリースエクササイズを見つけましたので、要約をシェアします。

https://www.youtube.com/watch?v=CdExgNmQoiM

動画の後ろのほう52分くらいから、筋膜が画像で見れ、解説があります。

筋膜のコラーゲンとは?
・3分の2が半年で入れ替わる
・一年で半分が新しくなる
・若い人の筋膜は、レタス&ストッキング
・一枚のボディスーツで、ポッケがあったり、箇所によって伸びが違う
・筋膜が第六感の器官
・現代医学では、まだ医学学校では詳しく扱われていないが科学的エビデンスが出そろってきている
・レントゲンには映らないので見落とされることが多い


詳しくは動画で見てください。以下、エクササイズの要約。

■ エクササイズの構成

1)準備
2)Ninjaのように
3)Long>Short
4)Less is more
5)キネティックな気づき 体の動きに対する気づき

■具体的なエクササイズ 

1)椅子の前屈

筋膜を意識しながら…

2)足裏感覚 テニスボールふみ

3)体側ローラー

4)上体&背面ローラー

5)フラミンゴ

6)Cat


7)床歩き


8)戦士

以上から本番

9)薪割り


10)ゆるゆるジャンプ


11)パワーショルダー 砲丸投げ


12)壁押し


13)ヒトデ


14)床 遠いリーチ 手


15)床 遠いリーチ 足


16)コブラ


■ 感想

これは、バレエ、山登り、クライミングのエッセンスをまとめた運動かもしれないと思った。

・バレエ → 足の筋膜を伸ばす 足裏感覚
・山道歩き → ストックをついたスモールジャンプと同じ。不整地を歩くので骨盤の左右差の調整効果がある
・クライミング → 垂直面で遠くのホールドを取ろうとするので、上体の筋膜ストレッチである床リーチ手の動作と同じ動き
・アイスクライミング → 重たいアックスを振りかざして、氷に打ち付けるので、上記、9)の薪割りの動作や、11)の砲丸投げと同じ動き
・マンサンダル → 足裏感覚の覚醒 

ないのは、ヒトデというエクササイズくらいかな? 床で自由にもぞもぞする、というエクササイズですが…。

クライミングを床で(垂直ではなく、水平面で)やれば、筋膜リリースっぽくなるかもしれません。(まぁ、面白さには欠けると思うが、落ちはしない)

いわゆるジムクライミングの、垂壁なら伸ばす動きが優位で、縮める、固める動きが顕著になるのは、ルーフやオーバーハングになってからです。

垂壁=伸ばす
オーバーハングやボルダー=縮める

ルーフは縮めないと岩に貼り付けません

        ボルダーも縮める系です。縮める=パワー=負荷=コリ
              ボルダー  必ずかぶっていて、必ず遠い
           クライミングとバレエ、力の方向の違い


      同じクライミングでも これは体をストレッチして使うクライミングタイプ。

■ 足裏感覚について 実感

足裏感覚は非常に重要です。

私のアキレス腱は、切れたあと、1週間の入院(車いす生活)で、ヒラメ筋がいなくなり、ぜんぜん力が入らなくなりましたが、腱はつながってはいるので、足カックンはなく、骨の並びがとりあえず正常ならば、使えるようにはなりました。荷重は早く、18㎏の荷重が2週間後には既に可能でした。

しかし、なかなかヒラメ筋が活性化しないので、自重の半分の25kgをかけるのはともかく、全体重の50kgはちょっと勇気が出ない。

ジョグになると、衝撃も加わるので、足首に掛かる荷重は、自重を何倍か超えると思われ、なんだかリスクを感じていました。
https://hsc-kariya.jp/blog-jog/ より引用


ところが、装具がはずれ、はだし生活で、足裏感覚を取り戻す=前足部が使えるようになると、土踏まずにも力が入って持ち上がるようになりました。

最近、うつぶせでデリエールのタンジュをすると、脚やお尻の筋肉と土踏まずが連動することが分かりました。

たぶん、これ、運動を取り入れずにアキレス腱だけが回復してしまうと、偏平足化しますね。

偏平足になるってことは、腰に負担が来るようになるってことだと思う。

■ 筋膜=ユニタードを着ているみたいな?

トータルとしては、

 筋膜=全身ボディスーツ=ユニタードを着ているというイメージ

を持つと、いいエクササイズができるような気がします。

2023年7月5日水曜日

【抑圧の開放】感情はいかに身体化されるか?

■ レイゾーナの日

今日は、久しぶりのグラストンの日だった。大濠公園の荒戸のあたりにあります。

レイゾーナさん。https://www.rei-zona.com/

グラストンテクニックは、マジで効果が素晴らしいです。

アキレス腱断裂以外にも、筋膜の裂傷を伴うようなケガをされた人には、ぜひおすすめ。

施術後は、すごく痛いのですが、その一波目の波が去ったあと、一気に回復します。その後、また調子が悪くなり、翌日は調子がよくなり、と言う感じで、高度に回復した後、少し下がって、また回復して、と一進一退しつつ、押し目相場って感じで、上がっていきます。なので、調子が下がった時に、お!チャンスと頑張って、自己メンテ。吸い玉です。どうせ上がるから、利幅大きくしよ!みたいな感じ。

■ 傷の歴史=感情の刻印?

もしかすると、一回目のケガの頭の裂傷時から、全身の筋膜が引きつっている感じがあったので、そこからケガの連鎖がつながっているかもしれません。

これは潜在意識のお知らせなのか?

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       外部要因     内部要因      潜在意識のお知らせ

頭部裂傷 → 若い男子を信用したせい 弟の投影    イエローカード

右足肉離れ → おじいさんを信用したせい 父の投影  後期高齢者はやめときなはれ~

右ひざ亜脱臼 → 初心者男子とのボルダー 弟の投影  初心者はやめときなはれ~

左アキレス腱断裂 → おじいさんのプライド 競争・対抗 団塊おやじはほっときなはれ~

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得意のアイスクライミングでは、-20度の環境で登っているのに、一度もケガをしたことはありません。

一般により安全だ、と言われる岩登りばかりで、しかも遠隔地でもないショートのゲレンデでのケガばかりです。

これは、九州と言う”儒教文化”の文化環境で、

 ”クライミングをしたくない” (クライミングにおける女性の役割=ババ抜きのババを担いたくない)

と思っているのにも関わらず

 ”何事も途中でやめるのはよくない” = 石の上にも3年…的な世俗の善

 &”クライミングパートナーがいないんだろうなぁ、気の毒…” =良き娘・良き姉 

と、

 世俗の善で 抑圧して、クライミングを継続した

ために、

 口で言えないことを、体で表現するために、事故=ケガと言う形で、身体化

したのではないかなぁ…と思っています。

■ そのほかの身体化

そのほか、血液にも、感情の身体化が現れていて、交感神経優位体質巨赤芽球性貧血、たくさんの遅発性食物アレルギー(Sibo)自律神経失調症です。アドレナルファティーグと、それによる鬱症状がありましたが、最近よくなりました。希死念慮も、出なくなりました。

交感神経優位体質 → 過緊張
巨赤芽球性貧血 → 生きる喜びを失っている
遅発性食物アレルギー(Sibo)→ 多くのものへの嫌悪感 自己防衛
自律神経失調症
アドレナルファティーグ →物質的な面において不必要な恐れにとらわれている
鬱症状 → 精神的プレッシャー

現在は、血液検査を見ると、貧血のほうは改善しつつあり、肉体への感情表出は、大体、収まっている感じ。

腸内環境改善へ、もうワンプッシュって感じですかね。

これらの内科的な疾病は、摂食行動(心の働き)から、身体化する病気、です。

摂食行動と言うのは、一番簡単な感情の行動化だからです。平たく言えば、イライラする→食べる、みたいな。

■ ビタミンD が突破口

内科的症状は、分子栄養学で、現在、急ピッチで改善中です。

ビタミンDの摂取で一気に改善し、これは山梨時代に、私が調子よかったことの裏付けにもなります。

なんせ、日本で、2番目に晴天率が高いところなんですよね、山梨って。一方、福岡は、どんよりウエットな日本海気候です。

湿度=アトピー悪化なんですが、湿度って、余計なお世話に、似ています(笑)。子供のころ、母親の高額なプレゼント…を、なんで、これ、くれるんだろ?みたいな感じで、違和感がありました。

人間関係をドライな関係などとよく表現しますが、私は海外では、全然ドライタイプではなく、情に厚い、ものすごく親切な人です。結構熱烈ファンレターもらいます。

しかし、日本の基準では、ドライタイプです。”孤独で寂しい?は?人は、みんな孤独なんですよ”、みたいな(笑)。

■ 胸椎7番 8番

私の胸椎は、レントゲンによると70代で、骨勅がすでに出ており、脊椎変性症の初期段階です。つまり、脊椎の可動域、超小さい。

ので、動かない胸椎さんのために、肩甲骨さんが頑張らないといけないんですが、肩甲骨さんが、「え?なんであたし?!」って言っている状態なんですよね。

胸椎を回旋すると、不必要に肺がぜーぜー言う、喘息みたいな症状が、山に行く日数が一か月で、13日を超えると出ていましたが、今はどこにも行かないので出なくなりました。

胸椎7,8番って、胆汁、脾臓、腎臓に関与する神経が走っているところなので、胃腸の動きの悪さがそこからスタートするのかもしれません。胃腸の動きが悪いからその箇所が硬いのか、そこが硬いから胃腸の動きが悪いのか? 後者が有力です。

とすると、子供のころ、

 母のためによく頑張ったね、という名誉の勲章的な肉体の刻印

が、私の胸椎です。胸椎ちゃん、よくぞ、耐えたね!って感じ。うちは母子家庭の3人兄弟なんです。

もう胸椎は頑張らなくていいのですが、そこらへんは体の刻印に既になっているので、がんばらんでええよ、って時にも出しゃばってくる=トラウマ化しているような気がします。

■ 優秀な ふくらはぎ筋

劣等生の胸椎や上半身のパワー(大胸筋)とくらべ、逆に優等生なのが、私のふくらはぎなのですが…。

ふくらはぎよ、お前もか…みたいな、挫折で、頼みのふくらはぎがギブアップしてしまったのが、2度目の大きなケガである、右ふくらはぎ肉離れでした。

まぁ、私のふくらはぎは立派で、女性用のおしゃれなブーツなんて、もはや入らないんですよ…。

その右ふくらはぎに代わって頑張ってくれた左のふくらはぎちゃんも、アキレス腱くんに「もう頑張れない!」と引導を渡してしまい…え?俺?そんな急に振られても…って具合にアキレス腱君もギブアップ。

わたしのからだの中では、最も頑張れる部分が、頑張りの限界を超えました…

あとはクアドのパワーと、背筋力を失いました。今、回復途上です。

足の関連では、ボディマッピングを更新しないとです。もう人生後半なのに、人生前半のボディマップを使っているようです。

目指すのは、あと30年壊れないで使える体で、ビルドアップではなく、コンディショニングとか、穏やかな老化、とかそっちです。

■ 運動する気力

私は、運動そのものが好きなのではないようで、私はスキル習得に魅力を感じるタイプです。一つのテーマに10年ささげるくらいは平気です。

例:

 バレエ → プリエの習得、エレベーション(引き上げ)とは何か? 

 水泳 → ローリングの習得

 クライミング → 2点支持って何か?

■ 慢性疾患 = 小さいころからアトピー & 鬱体質

小さいころからアトピーがあり、これは、

 中身の自分 (本当の自分)

 外見の自分 (期待される役割の自分)

 ズレ

から来ていると思います。

今では昔よりだいぶ良くなったのですが、優等生病が発病しなくなればなるほど、よくなるので、一般的な世俗的な意味での良い人や、良い姉・良い妻・良い従業員などの、どこに何の美点があるのか、意味が分からないような、相手に都合がよいだけの意味でつかわれる、”良い”を充足せよ!という潜在意識が根強い文化=九州、にいると、アトピーがひどくなると思われます。

他人の期待を満たし続けることは、四角い穴に丸いペグを入れるようなものだからですね。

■ クライミングで何を表現(身体化)していたのか?

私の ”冒険心” および ”知性” です。

得意のアイスクライミングでは、氷との信頼関係の構築、というと、変かなぁ… 

平たく言えば、氷って、いつ、どの程度、私の体重を支えられるんでしょう?みたいな感じです。

 朝早い=氷は固く締まって硬い→ コンディションが良く登れる→どんどんリスク取る

 気温高い昼間 = 上記の反対

などなど… 北面の氷、南面の氷、水量、特定の滝、人工氷瀑、で個性が全部違う。

岩の場合は、まぁ岩というものは、耐えられる荷重に限界がほとんどない。氷は、耐荷重が毎回、異なる。岩は、氷と違い、まぁほぼ100%壊れないので、100%信頼できます。

岩登りにおいて、リスク要因なのは(信頼できないのは)、

 下で墜落を止めてくれるはずのビレイヤー(つまりクライミングパートナー)

のほうです(笑)。

ですから、

 氷における不確実性 氷そのもの = 自然物 = 自然科学

 岩における不確実性 人     = 非自然物 = 社会科学

と 自然物か非自然物かの違いがあり、非自然物に対する探究というのは、私の望む探究分野ではないような気がします。

 人を理解 → ×

 自然を理解 → 〇

です。

人間の体は、個人にとって最も身近な自然物ですので、人体や人間心理に対する探究=〇で、とても興味があり、しかも、逆エンパスなので、相手の抑圧を発見するのが得意です。

ついそっちに目が行ってしまう。

 感情の身体化

と言うことにとても興味があります。

というのは、実は、手のイボを自分の意思で消したことがあるからです。

アンドリュー・ワイル博士の『ナチュラル・メディスン』です。

■ ”複合的”健康 & ソマティックアプローチ

自分のヨガクラスの最後のシャバーサナでは、自律訓練法を生徒さんたちにやっていて、だいぶ効果が上がったなと感じていました。

”ホリスティック”というより、健康って”複合的”らしいんですよね。整形外科の先生は、骨の健康=規則正しい生活、と言っています。

自律神経=規則正しい生活=健全な骨の形成なのか? 

複合的なアプローチでない限り、真の健康(その人らしい、自然な心身)は、取り戻せないのではないかということで、心と体両面アプローチに興味がありますが、心が自律神経を介して体に表出する、のは当たり前ですが、その逆回し、リバースエンジニアリング的に、体を媒体にして心の健全性を取り戻す、ソマティックアプローチに、最近、興味があります。

      これがアイスクライミング(氷との信頼関係構築)で、リスクは氷の崩壊。

私はアイスダンスを踊っている間に勝手に上達してしまった…。もう体が覚えている系です。アイスクライミングはバレエのワルツステップと同じです。


 これが岩で、コントロールできないリスクは、ほとんどビレイヤー(パートナー)の質だけ。

例外的に日本では、ボルトの劣化で安全と言える岩場は現在ほとんどないが…それは日本だけの特殊事情であり、本質的には岩の歌は氷の歌とは全く違います。固くて信頼できるから、人は山登りの中で、いくつもある登道…沢と言う道もあれば、雪と言う道もありますが…どちらももろく崩れやすく危険なので、より安全を求めて、岩という登路をえらぶわけです。


リードかっこいい!ではなくてババ引きのババ

■今日の夢

電車で自信のないガイドさんに、私の登攀の履歴をいろいろと聞かれる夢だった。どうやってそんな登攀履歴できたのーみたいな。うらやましーみたいな。その結論が私の力では覆せず、最後にその人を勇気づけようと思って、

「人って、何キロニュートンで死ぬか、知っています?」

って聞いたら、その人は知ってるけど、やっぱり俺なんかみたいな態度だった。まぁ、そりゃそうか。

あなたのほうが、死ににくいからリード適性ありますよって言われて、うれしいわけはないわな。

男性だから、私よりは頑丈で壊れにくそうだから比較優位性あるよ、と言いたかったわけだが、あんまり説得力はない。

中高年登山という登山ジャンルでは、誰が一番危険な役をやるか?というのをみんながたがいに押し付けあっており、リードを取る人は名誉ではなく、なんで俺が…というババ引きのババをつかむ人みたいな感じになっているよなぁ…

その価値観の転倒を思い出したんだよなぁ‥‥

中高年登山って わがままな大きな子供化したおじいちゃん、おばあちゃんを、若い人…主に男性…特に気が優しい人…が、命を張って遊ばせてあげる活動、みたいな感じ。

逆にフリーの世界では、我がままな男子がのさばって、非わがまま系の人をドレイヤーにしている感じ。

いや~どっちでもない世界に行きたいものです。